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vol.40 ぽれぽれ動物ができるまで

こんにちは!PoLeToKo Online Store店長です。

冬らしい日が続いていますね。
みなさまいかがお過ごしですか?

2017年のぽれぽれ新作動物6種類が、
間もなくPoLeToKo Online Storeにも登場します!

毎年どんな動物が仲間になるのか、楽しみにしてくださっている
ファンの方も多いかと思います^^

今年もかわいい仲間がいっぱい〜!
PoLeToKo Online Storeでの発売開始は2/16(木)を予定しています。
楽しみにお待ちくださいね。

というわけで、本日のぽれぽれコラムはいつものインタビューをお休みして
「ぽれぽれ動物の新作ができるまで」をお届けします。

「ぽれぽれ動物」はどの様にしてできあがるんでしょうか?
手作りならではの丁寧さが伝わってきますよ。
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「ぽれぽれ動物ができるまで」

1.モチーフを決め、原案を考える(約2年前)

普段の生活の中での「あ、この動物かわいい。」という一瞬から、デザインは始まります。
動物園に行った時。
テレビで見た時。
近所を散歩している子を見かけて。
ふとした場所、瞬間にデザインのヒントがあります。

デザイナーはここからモチーフを決め、アイディアを広げ原案をまとめて行きます。
いちばんその動物の魅力が伝わり「ぽれぽれ動物」らしいのはどんなデザインか?
このポーズかわいい。
顔は上向き?下向き?
色の塗り分けはどうする?

不思議なもので、動物の種類により、どこから決まっていくかかが違います。
「このポーズで!」「足の形は絶対こう!」と形から入る場合。
「真っ黒で!」と色の塗り分けから入る場合。

原案を持ち寄って会議で相談し、その年の新作何種類かを試行錯誤しながら決定します。

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ちなみに。
2017年2月販売開始の「ぽれぽれ動物ネズミ」は2014年から構想を始めています。
何度も試作をし完成度を高めるために販売開始時期を遅らせたりしながら、
2017年の新作としてやっとみなさんにご紹介できる事になりました。
 
 
2.模型、図案をつくる(約2年〜1年半前)

動物の種類により違いますが、基本的に「原案→模型→図案」と進んでいきます。

模型は、「粘土」か「発泡スチロール」のどちらかを使って進めます。
(デザイナーによって好みがあるんです〜)
立体になった時のボリューム感は、図案だけでは推測しきれない部分があるのがなかなか難しいところです。。

でも、粘土で微妙な角度を作り直したり、
発砲スチロールを職人の気持ちになりながら削ったり、
模型作りは楽しい時間です。
 
 
3.ファルカタの木で試作をつくる(約1年半前)

図案、模型見本の写真をバリ島にある自社工房に届け、
実際の木を使った試作がスタートします。

実際に彫ってみてわかる事もたくさんあります。
かわいらしく。
作りやすく。
この二つを両立させるデザインが大事なんですよね。

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彫りOK、塗りOK、と進め、
やっとサンプルが仕上がります。

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思い描いたデザインが形になる瞬間は、
デザイナーにとって何ものにも変えがたい喜びですね!

いつも出来上がりを見て、自分達がいちばん
「かわいいね。かわいいね」と騒いでいます(笑)
 
 
4.本作開始(約1年前)

マスターサンプルをもとに、バリ島工房で本作を開始します。

「ぽれぽれ動物」を作ろうと動き始めた当初、これは作れないと言われ続け
やっと出会ったのが現在の工房でした。

家族で運営していた工房が、今は100人を超える職人を抱える工房になりました。
現在も難易度の低いものから順番にトレーニングするなどして、職人を育て続けています。

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5.日本到着

約1年かけてたくさん作った「ぽれぽれ動物」は、
コンテナに乗って海を渡り、日本へやってきます。
到着後、ひとつひとつを大事に検品し、お店へ出荷する準備をします。
 
 
6.販売開始

お店に到着。
ここでようやく皆さんのもとに「ぽれぽれ動物」が届きます。

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お店で。
プレゼントで。

皆さんと「ぽれぽれ動物」の出会いは、1本の木から始まった長い旅の様です。
そしてこの旅は、毎年繰り返されています。

手から手へ伝わる温もりを

「ぽれぽれ動物」を通じて感じてもらえたら嬉しいなと思っています。